おおいた
食のリハビリテーション
研究会
事務局
JCHO 湯布院病院
リハビリテーション科
言語訓練室 山本
由布市湯布院町川南252
TEL.0977-84-3171
E-mail:oitasyoku@gmail.com
地域リハビリテーション体制が整備される中にあって、嚥下障害のリハビリテーションも様々な形で展開されています。例えば、嚥下障害に関する研修会や各施設においても、「何とかして食べさせてあげたい」という思いから様々な取り組みがなされていることが伺えます。しかし、単に飲み込めたとか、むせずに食べたとかいうことに議論が集中し、摂食・嚥下障害のリハビリテーションの本来の目的である活動性の向上や自立支援を目指したものではない現状も少なからず見受けられます。その結果として、廃用症候群の発生や進行にも影響しているようにも思われます。
リハ的な視点に立ち、口腔ケアやその他の様々なアプローチが各専門職の連携のもとで実施されることで、寝たきりの予防と自立生活の支援や本来的な「食」の欲をみたすことに繋がり、結果として、介護予防にも寄与できるものと考えます。これを実現するためには、様々な職種からなるチームでの協業が必須となると共に、各病期における嚥下障害のリハビリテーションのあり方の整理が必要となり、そのための連携作りが急務であると考えます。評価や指導・訓練方法などが共有できることで、施設内外での摂食・嚥下に関する情報交換が円滑になり、本来あるべき自立支援を目指した取り組みにもつながると思います。
そこで、日頃より摂食・嚥下にかかわるスタッフのリハ・ケア技術向上とスタッフ間の情報交換の円滑化及びネットワーク構築を実現するための研究会の立ち上げを提案すると共にこの取り組みに参加されますよう、お願いする次第です。
おおいた食のリハビリテーション研究会 発起人一同